こんにちは。はごろもランジェリー店主の治代です😊
今日は、はごろもブラ藤型紙にある2種類
「紅藤」
「青藤」
の違いについてお問合せいただきましたのでご説明いたします♪
【手作りブラ型紙】はごろもブラ(藤)のパターン | リラックスブラ型紙 レシピ付き | はごろもランジェリー (shop-pro.jp)
まずはブラについて。
はごろもブラのシリーズは
青藤・紅藤・姫沙羅（手ぬぐいブラ）・鈴蘭・椿・乙女椿の6種類です。
★藤→青藤と紅藤2タイプのブラが作れます。カップ＆アンダー表示。伸縮しない綿などで作るので市販ブラより大きめを作るのがコツ。
★乙女椿→いわゆる三角紐ブラ。キャミソールの作り方つき。
★姫沙羅→長方形の布を基準に作るブラ。ギャザーで身体にフィットさせます。
★椿→乙女椿の原型。カップ大きめ。キャミの作り方はありません。
★鈴蘭→型紙なしのチューブトップの作り方。オンラインショップでPDF販売しています。
どうしてこんなに種類があるかと言うと、体型や体感などによって選んでいただきたいから。そして、より多くの方々にご着用いただける様に、簡単に作れる工夫をしています。
自分の「心地よい」を探す旅をお楽しみいただけますように♡
紅藤・青藤をセットの型紙にした背景には、2種類は比べて着て貰いたいという理由があります。どっちかが好みで、合うと思う。
でも、分類する前に知っておいていただきたいことがあります。
きっとね、この藤ブラをお求めの理由って、普通のブラの形に似てるってところだと思うのですが、着心地は市販のブラとはまるで違います。
ホールド感は全くないし、ただただ、優しく包み込むのが特徴です。
でも、どのブラもパッドが出し入れ出来る様に作れるし、着用シーンを選べば、ふんどしパンツの始まりと同じ感覚なんだと思えばそうなのかもしれないです。
一般的に表現されているサイズだけではカバー出来ない、例えば胴回りが楕円気味なのかだとか、バストのトップが上下左右どの位置にあるかとか。
元々着物を着ていた日本人はバストトップを気にすることも少なかったのではないでしょうか。帯の上に胸があるのである程度支えられています。寄せて上げるブラの習慣はお洋服を着る様になる頃からくらいなのかな。
私は下着の販売をしていた頃には見た目や形の良さを重視していました。とっても好きな下着でしたが、締めつけがどんどんダメになってきてからは帰宅したら鎧を脱ぐ様な気分で下着を外し、お肌は荒れ放題でした。
食べ物や環境など、違う要因もあったとは思います。だけど、締め付けが、その下着がつらいだなんて夢にも思っていなかったし、思いたくなかったなぁ。（のちに、着付けを習って、身体には締め付けを感じにくい箇所と、強く感じるところがあることを知りました。）
今、鎧を着ていた気分だった頃を振り返ると美に関して私は思い込みとか我慢とか、そういうのも伴っていた様に思います。我慢大会のような・・・
そして月日が経ち、私と同じような悩みを持つ方たちの声が集まりました。
今は市販品でも締め付けないブラはいっぱい存在していますし、価値観の移り変わりも感じられて、私の様な体質でも選べる楽しみも増えたように思います。
手作りでは作れない、工場製作ならではのものも沢山あって、いちユーザーとしてとてもありがたく思っています。
話は藤のことに戻ります。
藤の原型は元々、かくっとした形で、「ゆるぶらBタイプ」という名前でした。
初代Bタイプの写真(廃盤)
Bタイプは見た目を市販のブラに近づけていく原型。でもね、物理的に、かくっとしたブラは身体にフィットしません。加えて作りにくかったです。それで、藤には緩やかなカーブをつけました。
縫いこみでふくらみを表現するには初心者さんは作りにくいだろうから、布を紐で寄せることを利用して、ふくらみを作るのが特徴です。つなぎ合わせる、パーツの数も最小限にしてあります。
着物を着る時の要領で、着用する時に何処にふくらみを作るかでブラの形に合わせて胸を作るのではなく、胸に合わせてブラをフィットさせるのです。
型紙の販売ページのサンプルをご覧いただくとわかりやすいと思うのですが
紅藤と青藤の見た目の違いは、アンダーがカーブするのか、胸元がカーブするのか。着けた時、浅いか深いか。
それからゆるいブラならゆるいブラなりの支える部分というのがあって紐と生地そのものの素材感で支えています。
私がブラが苦手になった理由の1つがアンダーや肩の締め付けによる肩こりや不快感からです。紐にすれば、いつでも簡単に調整出来ます。それに、大半が伸縮しないコットンで作るので、自分の呼吸で胸が動く感覚もよくわかるようになりました。
どんな方にどちらのブラが合うか、皆さまのお声を集めてレシピに記載しています。
これはあくまで参考で、あとはそれぞれ皆さまの体感で選んでいただきたいです。
自分の身体のことを知るきっかけにもなるので、ぜひ両方試作してみてください。
☆補足☆
青藤は概ね普段のバストサイズが「D〜Eカップくらいまで」かつ「バストの体積が多め」な方向けです。紅藤ではバストが横漏れしてしまうという方、紅藤ではアンダーのカーブによりかゆみを生じるといった方にもおすすめ。
普段のバストサイズが「A〜Dカップくらいまで」かつ「バストの体積がスリムめ」な方は、「紅藤」タイプがおすすめ。
※表記サイズよりバストが大きい方は、まず手ぬぐいブラ（ゆるブラ）の大きめサイズをお試しください。
いかがでしたでしょうか。まだまだ書きたいことは沢山ですが、今日はここまで。
参考になりますと幸いです🥰
