こんばんは。はごろもランジェリー店主の治代です😊
昨日、着物をほどいていて
その着物が劣化した着物でしたので
まだ、着物を頻繁に着ていなかった頃の私の気持ちを思い出しました。
私は、お嫁に行く時に箪笥を揃えて貰いましたが
離婚の時には着物だけなんとか持ち出しましたので
箪笥がなくて、湿気の多い古い古いアパートの一室に置いていて(しかも収納側には壁を挟んでお風呂がありました)
何よりカビの発生を案じていました。
着物を久しぶりに開けてみては
ホッと胸を撫で下ろしていたのを覚えています。
当時は、開けてみることだけで精一杯な私でしたがそれであの環境でよくぞご無事で😭と、思いました。
(たまたま、衣装ケースなどには入れずに居たのが良かったのではないかと言われました。)
着物の表側は大丈夫でも、裏側までは見ていなかったから💦💦💦
濃色の着物で、表に白く粉がふいた様に付着したものや
カビのにおいがするものは素人がみてもはっきりとわかります。
ですが、裏側のカビや劣化は、広げてみないとわからないので
元に戻せるのかどうか、もっと言えばこんなに開けてしまっていいのか…触ったら余計に傷むのではないかと触らずにいました。
風を通すためにハンガーにかける
その方法を知らず躊躇っていたのです。
だから、私はいつも皆さんに「風を通してね」と、お伝えしていますが
それではおそらく伝わりにくいだろうなと思ったのでした。
なぜなら、私も家族からそのように教わっていたけど、なかなか出来なかったから。
たたみ方がわからない場合は、折りジワを辿るとどうにか元に戻せるでしょうし
最近は、検索したら沢山動画などで教えて貰えます。
シワと、カビだったら…シワの方がなんとかなりそう。。。
昨日ほどいた着物は裏側がこの様になっていました。
経年劣化もありますが、これもカビだったりするそうです。
表側が綺麗な場合は、裏側だけ交換することも出来るそうです。
表側ではないので、そのままでも着れないことはありませんが…
しつけ糸がかかった(新品もしくはしまう前にお手入れされた)まま
こうなってしまっている着物も少なくないそうです。
ダメになってる!処分する前に
お手入れ出来ますし
大切なお着物、思い出のお着物👘を
ダメにしたりお手入れに沢山かかる前に
どうか、開けてみて、お部屋にかけて、見てみてください🙇♂️
それが一番、手軽で大切なお手入れだと、私は思っています✨
今日は解いた着物の生地や着物のお洗濯とアイロン三昧の1日でした🌟生地が生き生きしてくる、とても楽しい作業のひとつです💕