おはようございます。はごろもランジェリー店主の治代です😊
続く流行り病に大雨のお盆、皆さまどう過ごされたのでしょうか。
私は、毎年お盆に仕事が入る主人が今年はお休みで、高速通勤の渋滞や雨天の交通状況の心配からも解放された上に
そばに居てくれる安心感があって、家事もお任せして手仕事に没頭していました。
とにかく没頭する。私の身体に流れている血が、ご先祖さまとの繋がりそのものということを感じながら。
食事の用意を1人分多くしていたり、おかえりなさいな出来事もありつつ。
本当に不思議な思いでいっぱいでした。
身体の生理現象だけでも忙しくしているのに、人間って色々欲張りだなぁと思いつつ
その余力の使い方が気持ちの豊かさに繋がるのかもしれないと
そして、先人が私くらいの歳の頃に、こんなふうに思って幼い私を見守ったり、若い私を諭したりしてくれてたんだなぁと
なんとなくですが、あの頃わからなかった気持ちが、わかる気がしたのでした。
この手は、ご先祖さまから受け継いだもの。
私の曽祖母はとても器用な人でした。
新聞の文字を編み物の一目と見立て、編み図を作って文字を編んだり
余り布を縫い合わせて被布のようなベストの様なものを作ったりしていました。
孫、ひ孫、玄孫、沢山いたのに。
これは私に作ってくれた着物
ちらりと裏に見えるのは、布団の余り生地だそうです。
気に入っていて、これと、祖父の姉が買ってくれた下の写真の着物をぼろぼろになるまで着ていました。
夏は浴衣。
いつも下駄を履いていて
いつの時代の子ども?昭和初期かしら?という感じの子どもだった様で
おしんが流行っていた頃には着物を着て頭に手ぬぐいを巻き、従姉妹を背負った写真が残っています。
私って…どこかからタイムスリップして来たんじゃないかなって思うことがあります🤣
そして、祖母や曾祖母は着せ替え人形の様にして楽しかったんじゃないかなと、孫が出来て思いました。
想像力とは必ずしも物が沢山あるということから来るものではなく
足りないからこそ、工夫をして仕上げることは心の豊かさのひとつなんだと
充分ある時も粗末にせず、足りなければ工夫をする。
そして、無駄なことなんてひとつもなく、時間を大事に。
あぁ、ばあちゃんのあの時の言葉はそういう意味だったのね。
私が楽しくしていることは
それは先祖や家族が喜ぶことでもあり
自分の気分が上がるものづくり
それは紛れもなく
繋がった命の真ん中にあること。
限られた時間を使って
命の灯火を燃やす。
大切に大切に作って行きたい。